『ポリヴェーガル理論講座』参加

『ポリヴェーガル理論を読む(星和書店)』の著者の津田真人先生の「ポリヴェーガル理論講座」に参加した。

 

ポリヴェーガル理論はスティーヴン・ポージェス博士の考案した新しい自律神経の理論。

自律神経は一般の方にも「自律神経失調症」などでよく耳にするフレーズ。
自律神経系は自分の意思ではコントロール出来ない心臓や内臓、血管などを状況に合わせてコントロールしている。
ストレスや緊張を感じた時に身体を活性させる交感神経と、リラックスや休息を感じた時に身体を落ち着かせる副交感神経がある。現代では、常にストレスや緊張を感じる環境にあることが多く、交感神経ばかりが活性していて、副交感神経を働かせる環境や状況が少ない。

このポリヴェーガル理論では、副交感神経の8割を占める「迷走神経」が2種類に分かれると言われている。社会と繋がりを持った状態でのリラックスや休息下で働く腹側迷走神経複合体と、社会的な繋がりを絶った状態でのリラックスや休息下で働く背側迷走神経複合体に分類される。
そして、交感神経を含めた3つの神経の階層的な関係性をポリヴェーガル理論では説いている。交感神経と副交感神経の2つの対抗的な関係性だと、緊張すると頭が真っ白になるとかトイレが近くなるとか、身近な例で考えた時に少し疑問があった。しかし、3つの階層的な関係性で考えると納得が出来る。

 

私が今勉強しているソマティックエクスペリエンシング®︎(以下、SE™️)では、カウンセリングを通して話をしている内容よりも、カウンセリング中の神経系の身体反応をみることを大切にする。その時に、自律神経系の知識がベースになる。
トラウマ療法であるSE™️は神経系の働きを整えて鍛える。トラウマと耳にすると自分には関係ないと感じる方が多いと思うが、日常の正確な判断や決断、自分をフラットな状態にしておくには、神経系を整えることが必要。
私の活動で心理の問題やトラウマの治療を扱うことは出来ないが、出来事に対していつも同じ反応、判断をして失敗してしまっているとか、同じパターンでダイエットに失敗したり体重を増加させてしまっているなど、神経系の知識や対処は身体をみて行う運動処方や施術の提供のサポートになる。

 

難解複雑で読むことが出来ないと言われている論文を、こうして整理して伝えて頂ける貴重な機会を設けてくださった津田先生をはじめコーディネートの皆さまに感謝したい。