法人化に伴い「アウトリーチ株式会社」を設立しました。

 現在までの私の活動を法人化し、2017年2月17日にアウトリーチ株式会社を設立しました。こちらのウェブサイトに掲載している通り、個人向けパーソナルセッション、講義やワークショップの開催、執筆、プロデュースやコンサルティング、それらに関連する業務が事業目的です。会社と言っても個人事務所のようなスタンスを考えており、カラダに関わる専門的な技術や知識を表現したり届けたりする今までの私の活動と何ら変わりはありません。

 アウトリーチという言葉には、手を差し伸べるという意味があるそうです。運動や施術によってカラダを変えることは生活に大きな影響を与えます。手を差し伸べるというと少々烏滸がましいですが、カラダを変えたいと思う方に手を取って頂き、カラダに関わる専門的な技術や知識を誠心誠意でご提供出来ればと思っています。
 このアウトリーチという名前は、ロルファー友達が選出した言葉です。数年前、一般の方とロルフィングという技術や知識を結び付けたい思いから、彼をリーダーとして有志のロルファーの方々とアウトリーチロルファーズというチームを結成しました。この活動は、NPO法人日本ロルフィング協会にて3年連続で開催される全国同時開催イベント『ロルフィングDays』のフィジビリティにもなりました。しかし、彼が事故に合い、アウトリーチロルファーズは活動を休止していました。このまま凍結させてしまうのは勿体なく、とは言っても彼が復帰するまで活動そのものを引き継ぐのは難しいため、名前だけでもと思い、私が引き継がせて頂きました。

 冒頭にお伝えした通り、今までの活動、こちらのウェブサイトの掲載内容に変わりはありませんが、契約書や請求関連の手続き方法などに変更があります。勝手ながら2017年4月の活動より正式な切り替えを予定しています。3月中に法人化に伴う様々な手続きが終わり次第、改めて契約書や請求関連の手続き方法の変更をお知らせしたいと思います。
 海外で資格を取得するため日本とアメリカを行き来したり、海外での活動を希望したり、活動の軸を形成するために色々とチャレンジしたりと、長い転換期を経て漸く地に足が付いた様に感じています。自分の求める技術や知識レベルにはまだまだ程遠く、これからも学びながらの活動となりますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

米国Laboratories of Anatomical Enlightenmentにて『Fascial Dissection 2017』に参加しました。

 昨年に引き続きアメリカアリゾナ州フェニックスで開催される『Fascial Dissection 』(人体解剖実習)に参加してきました。ホルマリン漬けの解剖された人体を観察するのではなく、実際に参加者がメスを持ち、チームごとに課題を設け、冷凍保存されていた献体を解剖して進めるクラス。クラスをリードしてくれるのは、『アナトミートレイン』の著者として世界的に有名でロルファーでもあるトーマスマイヤース氏と、ロルフィングのトレーニングの時にも人体解剖クラスでお世話になった解剖のエキスパート、トッドガルシア氏。この2人によるリードは、筋膜をはじめとした膜組織を意識して、表層から深層へと層ごとに丁寧に進める解剖が魅力です。

 クラスを充実させるには、解剖学をしっかりと頭に入れておく必要があります。これは、昨年参加した時に感じた率直な感想です。昨年は自分の専門である筋骨格系、普段見られない深部組織、脳や脊髄といった中枢神経系、これらを中心に学びを得ました。それに対し神経や血管、臓器に関しては、初めて生で目にして直接触れた印象の方が強く残ってしまい、知識の浅さを痛感しました。

 しかし、それが私の昨年のモチベーションとなりました。まるでそれを見透かされているように、昨年は日本ロルフィング協会で神経血管系、内臓系、骨への働き掛け、胎生学などバラエティに富んだワークショップが開催され、参加させて頂きました。中でも胎生学は、解剖の知識を統合してくれました。学生時代、歴史の授業の年表や出来事を覚えることが苦手で、歴史には出来事を結ぶ流れがあることを知った時のようでした。(それでも歴史は頭に入って来ませんでしたが、、、)筋肉、骨、内臓、神経、血管など、1つ1つの組織も元を辿れば1つの受精卵から成っていて、形成されていく“流れ”があります。それはつまり筋骨格系、内臓、神経、血管など1つ1つのパーツが集まって人体が成っているのではなく、全てが1つとなっていて影響し合っています。人の身体を学ぶ真髄であり、解剖を学ぶサポートにもなりました。

 これは、現在の身体に関するトレンドにも現れているように思えます。一般の方の身体への関心は幅広く、年々新しい情報やテクニックが更新されています。本屋の店頭に並ぶ本のタイトルが象徴していて、健康、美容、機能改善のどの分野でも、筋骨格系だけでなく、自律神経、血管、腸、筋膜などのフレーズを良く見かけるようになりました。今回の解剖実習で学んだことを踏まえて、今年はこういたトレンドに対し、自分のプロフェッショナルである技術や知識の軸をぶらさず、アジャストしたいと思っています。そして、昨年同様、来年の解剖実習も有意義に参加できるよう学びのある1年にしたいと思います。

ウェブサイトリニューアルしました。

従来のパーソナルな運動処方や手技のサービスだけでなく、その技術や知識を広く伝えることの出来る講義や執筆、プロデュースのサービスにも力を入れたいと思い、ウェブサイトをリニューアルしました。

近年は、あまり好きではなかった人前で話すことと嫌いではなかった書くことを学び、何とか形にならないかと場数を踏んで来ました。話すことと書くことは、どちらも大切なビジネススキルでもあります。それ以上に、人のカラダの変化という専門的な技術や知識を、一般の方に伝えるための必要不可欠な要素でした。

専門的な技術や知識に関しても「カラダに働き掛けて、変化を与える」”Body Work”という分野を深めてきました。ちょっとした働き掛けや意識で、カラダは反応し変化します。それは日常生活のさまざまなシーンにおいて影響します。生活の質を上げたり、サポートをしたり、問題解決になったりします。

Body Workは、心とカラダを一体として捉える特徴があります。近代の考え方である心理学や精神論と解剖学や生理学などと心とカラダを識別するのではなく、そこの繋がりを大切にして育みます。文明の発展と共に失われていく身体感覚や身体反応、身体の使い方を取り戻し、更にはカラダの発展、新たな可能性をも引き出すことでしょう。

時代の流れに合わせ、社会のニーズに応えられるよう、たくさんの方々に身体の変化を伝えることが出来ればと思います。